
「情報を届けることで、社会の“空気感”も変えていく」理事が考えるsoarの持つ価値と、これからのこと
6月3日(日)に、この1年間の活動をご報告するsoarサポーター限定の「活動報告会」を開催しました。今回は当日の内容を一部ご紹介いたします!
1年間のsoarの活動について
非営利団体向けのサービス提供も行っているサイボウズの素敵なオフィスで行われた報告会には、カラフルなお菓子や飲み物を用意し、皆さまをお迎え!soarサポーターや、これまでsoarの記事にでていただいた方々、約60名が参加してくださいました。
soarを応援してくださる皆さまが生み出す温かな空気に包まれながら、代表の工藤からの1年間の活動報告がスタート。
ウェブメディアとしては、約1年半で146記事を公開!述べ158万人の方がsoarを読んでくださり、今は月間35万人の読者がいるメディアへと成長しています。
取り上げたテーマで一番多かったのは「障害」、つづいて「子ども・若者」「病気」など。全国、様々な場所に取材にも伺いました。
「記事がきっかけでサポートにつながった」「励ましや勇気を届けることができた」など読者のアクションや共感につながる変化を起こすことができました。
また、紹介した団体の商品購入やボランティアの募集に貢献したり、別の媒体で取材されるきっかけも多数つくっています!
最近では、SNSでsoarを見つけていただくだけでなく、googleやYahoo!で病名や障害名を検索して記事を読んでくださる方が、大幅に増加しています。
メディア以外の活動としては、活動説明会やゲストをお呼びしてのトークイベントを月一回開催。社会的養育、LGBT、居場所づくりから、編集・デザインまでテーマは様々。述べ1500人の方にご参加いただきました!
福岡で長年里親普及に務めてきたNPO法人SOS子どもの村JAPANとの、社会的養育や里親にまつわる協働企画なども行いました。
また、東京都が取り組むパラスポーツ観戦促進プロジェクト「TEAM BEYOND」の情報発信の監修を担当するなど、行政や企業とのプロジェクトにも取り組んでいます。
2017年3月から始まったsoarサポーター制度では、2018年5月末までに300人もの方に会員になっていただきました!soarが運営できているのも、サポーターの皆さまの応援のおかげです。本当にありがとうございます!
1年を振り返って感じているsoarの価値
トークセッションには理事の鈴木悠平、小澤いぶき、櫻本真理も登場。モデレーターはsoar副代表のモリジュンヤが務め、soarの価値について語りました。
鈴木:「人生を共にすること」を意識し、相手と向き合っています。その中でみえてくる、その人固有の人生をしっかりと捉えていることが、soarの価値だと思います。
自身もライターとして取材・執筆を行う鈴木は、記事を書くときには、短くとも必ず2.3時間はじっくりと話を聞いていくといいます。しっかりと相手と向き合ってできあがった記事を読むと、同じ病気や障害はなくても、他のところで共通点を見出し、共感してもらえることが多いのだそうです。
櫻本:soarがやっていることは「空気作り」だと思うんです。soarの活動によって、世の中の空気が少しずつ温かいものに変わっていっていく。それがsoarの価値です。
温かな空気を感じたり、誰かの回復の物語に触れることは、セラピーやカウンセリングの一つになり得るとも語られました。
小澤:soarは正解を提示しないんです。あえてこのスタンスでいるからこそ、「抑圧を生まないメディア」としての価値を感じています。
これまでを振り返り、見えてきたsoarの価値が多くありました。
soarが今後目指す方向性、チャレンジしたいこと
最後に、今後のチャレンジについて、それぞれの思いをお伝えしました。
鈴木:「いつでも、どこからでも、誰もが、人生を踏み出していける」と伝えていきたい。
生活を工夫したり、人との出会いを通じて人生が好転する。そんな物語が今この瞬間にも生まれています。そんな希望をこれからも届けていきたいと、力強く語られました。
櫻本:こうしてサポーターさんが集まってくれることがすごい。サポーターさん自体がsoarの価値です。
サポーターの皆さんの熱意や力をもっとsoarの活動に乗せていくこと。その熱量を維持しながら、活動を広げていくことが必要だと話します。
小澤:その人の可能性に光を当てているsoarの記事を読むことで、私たちの中にも可能性が生まれていくんです。そんな「優しい感染」がもっと生まれていくといいですね。
モリ:soarが非営利法人として活動していく中で実践している、インターネットの使い方や組織運営のあり方などは、他の団体にも応用できると思っています。
モリは、soarが活動する中で得た知識を共有していくことで、間接的にもっと多くの人の役に立てると語りました。それがsoarの価値であり、今後チャレンジしたいことなのだそうです。
工藤:「いい日も悪い日もあるけれど、トータルでみたときに幸せだと思えたら、それは幸せだし、健康だ」と教えてもらったんです。この価値観は、まだ広まっていないと感じています。
私たちが出会う人たちの中には、治らない疾患を抱えている方もいます。ですが、その方たちが「健康ではなく、幸せでないのか」というと、決してそうではない。そんな価値観をsoarではしっかりと広めていきたいと考えています。
当日行われた参加者同士のディスカッションは、時間終了の声がなかなか届かないほどの盛り上がりでした。
解決策を提示するだけではないことが、soarの良さだよねとほっこりした。
soarには、実際のストーリーが載っていて、実際の声が聞けるので読破しています!
など、素敵な意見をいただくこともできました。
今年のsoarは、メディアとして、より広範囲のテーマをカバーし、ウェブマーケティング等にも力を入れ、soarの情報が届く人を増やしていきたいと思っています!
また、記事に限らない「体験」で価値観を伝えたり、他のセクターとコラボレーションし、より活動を広げるなど、メディア以外の活動も行っていきます。
ぜひ応援いただけると嬉しいです^ ^
soarでは、サポーターになってくださる方を募集しています。サポーターになっていただいた方には、会員限定のメールマガジンをお送りしたり、オンラインコミュニティへご招待させていただきます。今回のような、サポーター限定のイベントも開催予定です。
月1000円の寄付から、soarサポーターとして活動にご参加いただけます。メディア運営やイベントはもちろん、これから新しいことにもどんどん挑戦していくために、ご支援いただけると嬉しいです。
ご寄付はサイト運営費、記事制作費、取材交通費等に使わせていただきます。詳しくはこちら
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!