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一歩踏み出した先にみえる可能性/百合本麻莉子(インターン)#soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoar2周年に向けて、soarインターンの私がsoarへの思いを綴ったコラムを掲載してます。

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こんばんは、soarのインターンをしている百合本麻莉子(ゆりもと まりこ)です!
  
今回は私がsoarでなぜインターンをしたいと思ったのか、私自身がsoarを通してやりたいことについてお話ししたいと思います。
 
NPO法人soarに出会ったのは2017年の3月。
Facebookのシェアから見つけた一つの記事がきっかけでした。

人は結局、目に見えるものでしか判断しない

その記事との出会いをお話しするまえに、少し過去に戻り友達の話を2つさせてください。
 
小学生の頃、仲が良かった見た目が派手な一人の女の子と6つ上の不良グループとのお話し。

当時、私は家にも学校にも居場所を感じませんでした。両親は共働きでほぼ会うことはなく、6つ上の兄の進学に手がかかっていたようで毎日夜遅く、父と母が喧嘩をしているのを部屋の中で毛布にくるまり聞いていたのを覚えています。

学校でも同級生よりも大きい体型だったためか、上級生にすれ違いざまに陰口を言われたり、先生に守ってもらえないという不信感も募り、学校に行きたくないと強く思うようになりました。

そんなとき、私と仲良くしてくれたのが一人の女の子と6つ上のお兄さんたちでした。彼らは見た目が派手な、パッとみると所謂不良グループと呼ばれるような人たちでした。
 
もちろん、彼らと仲良くしていることを周囲の大人は怒ります。「何かあったらどうするの、危ないでしょ!」という言葉に私は全く意味が分からず、お菓子をくれたり習い事の時間まで一緒に遊んでくれる彼らが大好きでした。
 
そんなとき、詳細はわかりませんが6つ上のお兄さんたちが少年院に入ったという噂を聞きました。私はかなりショックで、「えー!もうお菓子くれるお兄ちゃんいなくなった…」と悲しさにしょぼくれていました。
 
でも大人の反応は違いました。「だから言ったでしょ。あんな人たちと関わってると危ない思いをするんだよ」、と。

私は彼らといて危ない思いをしたことはありません。むしろ、当時上級生にいじめられていたのを守ってくれたり、その相談にのってくれたのは彼らだけでした。助けてくれたのは彼らだけでした。私にとって、あんな人たちではなくかっこいいお兄ちゃんたち、頼もしい大親友なのは、間違いはありません。

そんな大事な人たちを見た目で判断する大人へどんどん不信感が募っていきました。
 
その不信感は、見た目で判断されることが自分に向けられた瞬間、不快感となり大人を拒絶するようになりました。

目つきが悪い、体型が人より大きい、態度が悪そうに見える…。「いや、それ私自身となんの関係があるんだー!」と思いながら、その視線や言葉がサクッサクッと心に突き刺さってだんだん学校へ通うのもしんどくなってしまいました。
 
結局、人は見た目でしか判断しない。だから見た目が大事なんだ。当時は本気でそう思っていました。今もその感覚が完璧にはぬぐい切れないほどに突き刺さった傷はずっとはがれずに残っています。

教育、心理学との出会い

学校や家に居場所を感じなくなったとき、唯一癒しをくれたのが言葉や本でした。マンガやブログ、そして小説。人から言われて深く刺さった傷跡が触れる言葉によって少しずつ癒されていくの感じました。

その中の一冊に心理学の本がありました。自分のこと、家族との関係性。こんがらがった糸が少しずつ紐解けるような感覚があり、どんどん心理学にのめり込むように。将来、心理学や社会学を学びたいと思うようになりました。

しかし、大学受験のとき受けた学部にすべて落ちてしまい現在の視野にもいれていなかった文学部に通うことになりました。何か目標を、と思い今まで逃げてきた学校に自分が教師として関わりたいとそれっぽい理由をつけ教師を目指すことに。

周りはいい大学に入ったり、自分の才能を磨いているなか私はとってつけた後付けに必死にすがっていました。それがとても惨めで、自分が情けなく思えました。だからこそ、その後付けを自分なりの正解にするために様々な教育系の活動団体に所属し人よりも頑張らなければ、と意気込んでいました。

たくさんの子どもや若者に触れあい、尊敬できる大人に出会ったことで後付けではなく自分が本当にやっていきたいことの軸を知ることができました。そして、変えられない環境の中で必死に自分を押し殺して生きている人たちに出会い、目に見えなくても声を上げられなくてもその人達がたくさんいることを知りました。

共感だけではなく、読んだ人の背中を押してくれる言葉

今までやってきた活動を辞め、あらたに活動をしようと思ったとき出会ったのがプラスサイズモデルであるNaoさんの記事でした。

たまたまFacebookで友達のシェアで見つけ、読んでみると涙が止まりませんでした。Naoさんの経験に共感したのはもちろんですが、それ以上に自分の過去を嘆くのではなく前を向いている姿がかっこよく、感情が昂ったのを覚えています。
 
他の記事も読むなかで、soarのすべての記事がとても明るいことに気が付きました。きっと私には想像もつかないほど、大変な思いをされている方だっているのに、でもなんだかそんな想像がバカらしくなってしまえるほど、言葉も写真もキラキラしていました。
 
障害や課題を扱う記事や文献には悲しくなったり、読むだけでしんどくなってしまうものが多いです。だから、私はなるべくそういう記事に目を触れないように興味があったら自分の心に余裕があるときだけ読むようにしていました。気持ちや目線がどうしても下を向いてしまうからです。
 
でもsoarの記事は、勇気や明るさを届けてくれるんです。自然と気持ちも目線も前を向いていることに読み終わったあと、気が付く。そんな素敵な記事を読むほど、soarで私もお手伝いをしたい、と思うようになりました。ただ自分を嘆いて部屋や暗いベッドに引き込まらなくてもいい。誰もが「本当は」一歩踏み出したい、と思ったときの小さな一歩に、そして踏み出した先に誰もが自分自身の可能性を信じられるような社会を。そんな思いでsoarのインターンをしています。

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